中古マンション購入で悩んだのは住宅ローン、特にリフォーム費用を含める場合の手続きです。事前審査から本審査、リフォーム会社の選定まで右往左往していました。今日はその体験をシェアします。
まずは事前審査。収入や信用情報をもとに、借入可能額を仮審査します。私は不動産会社の提携ローンを活用しましたが、源泉徴収票と身分証明書を提出するだけで簡単でした。結果は銀行によりまちまちですが、概ね数日間で結果が出ます。会社員であれば、大体年収の9倍程度までは出るとのことでした。そこまで借りる気はありませんが…
また、事前審査は複数の銀行で受けることができるので、各銀行の条件を比較しました。実際の融資金利は審査を通過するまでわかりませんが、「モゲチェック」などのサイトを参考にすることで、おおよその目安が掴めました。おすすめランキングを見るだけなら登録も不要なのでぜひ一度ご覧になることをおススメします。
ちなみに提携ローンの割引等もあり、変動金利利率が0.19%のSBI新生銀行を選択しました。
本審査の段階で、リフォーム費用を住宅ローンに含める場合、リフォーム会社を選び、見積もりを取得する必要があります。現金で支払うこともできるのですが、せっかく低金利で借りられるのであれば、まとめて借りておこうと思っています。今後、変動金利上昇の兆しが見えれば、繰り上げ返済するつもりですが、それまでの間は資産運用に回しておくつもりです。
複数のリフォーム会社に問い合わせ、見積もりを比較するのは時間と手間がかかりました。会社数を増やすと立ち合い回数も増え、大変です。勝手に鍵を持っている不動産会社がリフォーム業者を連れてきたので、複数会社を同時に立ち合いしたケースもありましたが、お互いがリフォームの知識マウントするような感じとなり、雰囲気は最悪でした。リフォーム業者との立ち合いは1社ずつをおすすめします。
また、リフォーム業者の選定は、「ホームプロ」と「最寄りの業者」を検索しました。
ホームプロはリフォーム会社のポータルサイトであり、SUUMOとも提携しています。簡単に複数業者とのコネクションができるため、初めての方は良いかもしれません。一方で、ホームプロ上の評価とグーグルやSNSの評価が乖離しているケースがあること、日程調整がしづらいところなど、少し信頼感が欠けるところがあります。また、ポータルサイト登録ということもあり、登録会社がポータルサイト運営会社に払う手数料分は工事価格に計上されていると思った方が良いでしょう。
並行して調べたのは最寄りの業者です。Google検索で「〇〇市 or 区 リフォーム」のように検索をすると、地域に根差した会社が出てきます。Googleマップ上の評価も良いか、近隣の施工実績はあるか、などもチェックすると、良さそうな会社は数件ありました。また、調べていくうちに大規模マンションの場合はリフォーム会社が相談会のような形で営業に来ていることもあり、管理会社まで含め、マンションの特徴をよく理解しているケースもあります。
結果として、工事価格も安かったこともあり、地域に根差したリフォーム会社に決めました。
リフォームの見積もりを提出し、本審査の結果を待つ間は不安が募りました。本審査では、納税証明書やその他の書類に加えて、リフォーム見積もりを提供した会社の審査も含まれているため、選定したリフォーム会社が金融機関の審査対象になるそうです。
正式には融資通知書と不動産会社から融資結果の連絡があり、無事融資の許可が下りたことが分かりました。
次のステップとしては金消契約を結ぶステップとなります。金消契約は住宅ローン契約の一つです。詳しくはリンク先をご覧ください。
私の場合、銀行からは金消契約前に次の画像データを送っています。
・リフォーム会社の請負契約書
・住民票の写し(本籍・マイナンバー隠し、続き柄のみ表記)
また、不動産会社からは最終的な契約日には印鑑証明書も必要になるため、印鑑登録を求められます。
なんとなく必要になるだろうな、と先送りにしていたものが必要になると明確に分かったので慌てて印鑑登録と請負契約を済ませました。
契約時期によらず早めに進めておくべきでした…
印鑑登録および証明書発行は本人が申請するのであれば1日で可能です。体感は1時間くらいで登録から発行まで完了しました。
金消契約を終えて、契約までの準備をしています。
登記に向けた司法書士とのやり取りなどは不動産会社を介して対応いただいています。
引っ越しまでまだ先になりますが、のんびりと待ち続けたいと思います。